アカシヨウビン撮ってきました。(^o^)/2010-07-21 22:11

ブンタです。青森も真夏日が続き,ブンタは少し夏バテ気味です。カキ氷をたらふく食べたいところですが,先回アップしたように,食べ過ぎてお腹を壊してからというもの,カキ氷を食べるのもビクビクしています。(^^;  さて,19日の月曜日に,いつもアパートのリフォームの時にお世話になっている,ボラナカで,大工の棟梁でもある一戸さんと,十二湖にアカショウビンを撮りに出かけました。今回は,月曜の午後に出かけ,十二湖にサンダーバードで一泊し,翌朝一番から撮影することにしました。夜は,二人でビールを飲みながら,男のロマンを語り合い,9時には休み,翌日の火曜日は,朝の3時に起きて準備をして,三時半過ぎには撮影を開始しました。(^^) 4時を過ぎると,“お好きな方”たちがポツポツ来られて,近況を教えてくださり,この連休は,20人くらいの人がズラーッと並んで我も我もと撮っていたそうです。ヤツパリね。(^^; この日も,結局連休を“延長”された,退職組方々とブンタと合わせて全部で8人くらいで撮影していました。時期的に,巣立ちの時期で,今日か明日かと皆ヤキモキしていましたが,もう二,三日のうちのようです。あいにく小雨がパラつく曇りの天気だったので,暗くて撮影に苦労しましたが,まッどうにかこうにか幾枚か撮ることができました。


このかえるが結構な大物で,アカシヨウビンも苦労して運んでいました。(^^;

今回は,秘密の撮影ポイントを見つけ撮影する事に成功しました!(^o^)/
巣穴から,雛の黄色い口ばしがチョツピリ見えています。(^^;

せっかくお誘いした棟梁は,最初中々撮ることが出来ず,ブンタも気が気ではなかったのですが,幸い,棟梁も何ショットか撮影でき喜んでくださっていたので,ホッとしました。(^^;

もう一つ,面白いエピソードがありました。
先ほど話したように,8人ほどの人がそれぞれのポイントでアカショウビンを狙っていたのですが,その中に新潟から来た,60代中ほどの話し好きのおじいちゃんがいました。アカショウビンが来るのを皆で待っている間,そのおじいちゃんは,ギリシャに旅行した話から始まって,全国を股に駆けて野鳥を撮っているとのいわば“武勇伝”を誰から聞かれるとも無く話していました。で,そのおじいちゃんが,僕が撮影しているポイントに来て,“ここからアカショウビンが取れますか?”と尋ねてきたので,“上手くすれば,特定の枝に止まったとこが取れるはず”と答えると,“どの枝かよく分からないのでその枝にカメラを向けてもらえますか?”と言われ,“えぇーッ (゜o゜) ”と思いながらも,“まッしょうがない”とブンタはバカ親切にも,目標に向けてカメラをセットしてあげました。そしたら今度は“ピントも合わせてもらえないか?”と言うではありませんか。(゜o゜) それでも,ましょうがないと思いながら,ピントを合わせてあげました。で,しばらく待っていると“昨日は余り寝ていない”と言って,横になって寝る始末です。(^^;
で,アカシヨウビンがいざ来て,僕らがシャッターを切り始めると,むくっと起きて,シャッターを切る訳です。それも,退職金なのか,年金なのかに物を言わせて,ものすごい高価なレンズ,カメラ,三脚で,カシャカシャカシャと高速連写で…。ブンタと棟梁は,ただ唖然と顔を見合わせて笑ってしまいました。で,その後別の良いポイントは無いかと,懸命に苦労して探して,ようやく三枚目の画像のポイントを探し,カメラをセットすると,そのおじいちゃんがいつの間にか,ブンタのすぐ後ろにそのカメラを持ってきて,“ここかも巣が見えますか?”といって,ブンタにピッタリ張り付いて撮影をはじめました。ここまでくると,流石に厭きれて話をする気にもなりませんでした。さっきのこのおじいさんの“武勇伝”から察するに,撮った写真を見せる時には,ピントまで合わせてもらったなんて一言も言わずに,自慢するんだろうなと思い,何か不思議な寂しさを感じてしまいました。 まッ,世の中には色んな人がいるんだなぁ~ッと教訓を学んだブンタでした。
そして,帰りは,棟梁と一緒に例の温泉クーポン付きの本で,温泉に入って,帰路につきました。めでたし,めでたし? 

がんばれ! 7匹の子ガモたち (ToT)/~~~2010-07-21 23:39

ブンタです。十二湖にアカショウビンを撮りに行った話しをアップしましたが,その時に,もう一つの物語がありました。
月曜の夕方に十二湖に着き,夕食の前の6時頃にに一戸さんと一緒に,撮影場所の下見にいきました。 で,“ピィョ,ピィョ”と,とてもちいさな鳴き声がするので,ふとその鳴き声のする方の撮影ポイントの下の岸を見ると,七匹の多分カルガモの雛が着かず離れず固まりながら,餌を探し泳いでいます。そのあまりの可愛さに,“きっと親鳥も近くにいる”のだろうと思いつつ,何ショットか撮って車に帰りました。

で翌朝,アカショウビンを狙っていると,また撮影ポイントの下の池岸を,昨日の七匹の子ガモ
たちが,,“ピィョ,ピィョ”と鳴きがら,着かず離れず固まりながら,餌を探し泳いでいます。で,やっぱり親ガモはいません。棟梁が数百メーターも離れたところで,一人でアカショウビンを待っていた時にも,やはり子ガモが七匹だけで泳いで餌を探していたそうです。
ようやく事情が解りました。この子ガモたちは,親がいないのです。きっと,カラスや,猛禽類にやられたのでしょう。通常は親よりも,子ガモが狙われるのですが,親がやられたということは,親鳥が子供をを守るために,自分がオトリになって結局やられてしまったのかもしれません。

で,その残された子ガモたちは,兄弟七匹がそれぞれ先になり後になりながら,一生懸命餌を探しついばんで生きているのです。一匹の大きさは,ニワトリのヒヨコより一回り小さい,本当に小さいヒナです。

そんな,ちっちゃい子ガモたちを見ていると色々な思いが浮かんで,目頭が熱くなります。
自然の営みとはいえ,この子ガモたちには,余りにも大きな困難が待ち受けています。早くに母親を喪った訳ですから,色んな事を教わる事が出来ませんでした。では,餌はチャンと見つける事が出来るのでしょうか? カラスや猛禽類などに捕られてしまわないでしようか? そしてこの子ガモたちは,最後まで無事に大きくなる事が出来るでしょうか?

この子ガモたちの懸命に生きようとする姿を観ていると,物が溢れ恵まれた環境にあるにもかかわらず感謝するでもなく,人生の目標を持つでもなく,無関心,無感動,そして直ぐにキレる。さらには,今だけ楽しければそれで良いという若者や,簡単に自分の大切な命を絶ってしまう若者,人を騙したりイジメて面白がっている若者。そんな若者の人生と子ガモの一生を交換してあげられるものなら,交換してあげたいと思ってしまいます。
そして,自分の生き方さえも,一考させられ,その懸命さを見習わねばと思います。
はたして,この次に来た時に,この七匹の子ガモがみんな元気に泳いでいるでしょうか。
そうあってくれと,祈らずにはおられません。(T_T)

では,おやすみなさい!