がんばれ! 7匹の子ガモたち (ToT)/~~~ ― 2010-07-21 23:39
月曜の夕方に十二湖に着き,夕食の前の6時頃にに一戸さんと一緒に,撮影場所の下見にいきました。 で,“ピィョ,ピィョ”と,とてもちいさな鳴き声がするので,ふとその鳴き声のする方の撮影ポイントの下の岸を見ると,七匹の多分カルガモの雛が着かず離れず固まりながら,餌を探し泳いでいます。そのあまりの可愛さに,“きっと親鳥も近くにいる”のだろうと思いつつ,何ショットか撮って車に帰りました。
で翌朝,アカショウビンを狙っていると,また撮影ポイントの下の池岸を,昨日の七匹の子ガモ
たちが,,“ピィョ,ピィョ”と鳴きがら,着かず離れず固まりながら,餌を探し泳いでいます。で,やっぱり親ガモはいません。棟梁が数百メーターも離れたところで,一人でアカショウビンを待っていた時にも,やはり子ガモが七匹だけで泳いで餌を探していたそうです。
ようやく事情が解りました。この子ガモたちは,親がいないのです。きっと,カラスや,猛禽類にやられたのでしょう。通常は親よりも,子ガモが狙われるのですが,親がやられたということは,親鳥が子供をを守るために,自分がオトリになって結局やられてしまったのかもしれません。
で,その残された子ガモたちは,兄弟七匹がそれぞれ先になり後になりながら,一生懸命餌を探しついばんで生きているのです。一匹の大きさは,ニワトリのヒヨコより一回り小さい,本当に小さいヒナです。
そんな,ちっちゃい子ガモたちを見ていると色々な思いが浮かんで,目頭が熱くなります。
自然の営みとはいえ,この子ガモたちには,余りにも大きな困難が待ち受けています。早くに母親を喪った訳ですから,色んな事を教わる事が出来ませんでした。では,餌はチャンと見つける事が出来るのでしょうか? カラスや猛禽類などに捕られてしまわないでしようか? そしてこの子ガモたちは,最後まで無事に大きくなる事が出来るでしょうか?
この子ガモたちの懸命に生きようとする姿を観ていると,物が溢れ恵まれた環境にあるにもかかわらず感謝するでもなく,人生の目標を持つでもなく,無関心,無感動,そして直ぐにキレる。さらには,今だけ楽しければそれで良いという若者や,簡単に自分の大切な命を絶ってしまう若者,人を騙したりイジメて面白がっている若者。そんな若者の人生と子ガモの一生を交換してあげられるものなら,交換してあげたいと思ってしまいます。
そして,自分の生き方さえも,一考させられ,その懸命さを見習わねばと思います。
はたして,この次に来た時に,この七匹の子ガモがみんな元気に泳いでいるでしょうか。
そうあってくれと,祈らずにはおられません。(T_T)
では,おやすみなさい!
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